使用済み自動車に係る自動車重量税の還付金は、申請する方が還付申請書を運輸支局等へ提出し、使用み済自動車の最終所有者の住所を所轄する税務署から使用み済自動車の還付金が支払われるまでには、還付金の申請書の審査などの手続を的確に行う必要がありますので、約2ヶ月ほどかかる還付金制度となっています。

使用済み自動車に係る自動車重量税の還付金を受け取る方法は、申請者の希望する預貯金口座への振込みによる方法と、お近くのゆうちょ銀行各店舗、または、郵便局に出向いて受け取る方法とがあります。

ご自身の預貯金口座への振込をご希望されます、指定されたご自身金融機関の預貯金口座に使用済み自動車重量税還付金が直接振り込まれますので、郵便局へ行ったりするより便利な方法となっています。

また、ご自身の預貯金口座への振込みと同じく、最近ではインターネット専用銀行の口座を指定することもできますが、この場合、インターネット専用銀行については、すべてのインターネット銀行が対象ではないので、インターネット専用銀行をご希望される場合は、事前に還付金の振込みの可否について、取引先のインターネット専用銀行にお問い合わせすることをお勧めいたします。

インターネット銀行を含めた、金融機関への振り込みとして銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合、漁業協同組合及びゆうちょ銀行の預貯金口座への振込みを希望する場合で注意することは、預貯金口座の口座名義についてで、原則として金融機関への振込みが申告者ご本人の名義の口座に限り振込みができる制度となっています。

振込みを希望する預貯金口座の名義については、ご本人の氏名のほかに店名や事務所名などの名前が含まれる場合について、ご希望の口座へ振込みできないことがありますので、ご本人の氏名のみの口座で申請することをお勧めいたします。また、ご結婚などでお名前が変わった場合、旧姓のままの口座名義でありましたら、金融機関への振込みができませんので、お名前が変わったときにはご注意ください。

自動車重量税の還付金を受けるためには、還付申請、使用済み自動車の最終所有者が、自動車リサイクルのために自動車ディーラー、中古車販売業者、廃車の専門業者などの自動車引き取り業者へ当該使用済み自動車を引き渡し、その後、引き取り業者から使用済自動車が解体された旨の連絡を受けた後に還付申請を行います。

還付申請の具体的なやりかたは解体を事由とする永久抹消登録申請、または、解体届出の手続の際に、永久抹消登録申請書、または、解体届出書と一体となった書式の還付申請書に、還付申請に必要となる事項を記載して、ご自身の関係する運輸支局等の窓口へ提出することによって行います。

還付申請書を記載して提出する時には、道路運送車両法の手続きも確認して各申請書の提出先へ提出しましょう。

登録自動車の場合、永久抹消登録申請（一時抹消登録をしていない自動車）は、登録自動車の使用の本拠の位置を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所へ還付申請書を提出します。

登録自動車で、解体届出（一時抹消登録済みの自動車）は、最寄りの運輸支局または自動車検査登録事務所へ還付申請書を提出します。

軽自動車の場合、自動車検査証の返納を伴う解体届出（車検証を返納していない自動車）は、軽自動車の使用の本拠の位置を管轄する軽自動車検査協会の事務所へ還付申請書を提出します。

軽自動車で、解体届出（車検証を返納済みの自動車）は、最寄りの軽自動車検査協会の事務所へ還付申請書を提出します。

軽自動車と普通自動車の場合で違いますので、確認して進めることと、使用済み自動車の解体による永久抹消登録申請または解体届出は、自動車ディーラーなどの引取業者から解体された旨の連絡を受けた日から、15日以内に行わなければならないとされていますのでご注意下さい。

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